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国保中央病院より 旬の野菜を食べよう

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奈良県 三宅町

野菜には「旬」というものがあります。旬とは、その野菜を最も美味しくいただける時期のことで、栄養素も豊富なうえ、比較的安価で入手できます。さらに旬の野菜には、季節ごとの体調変化に応じて、体のバランスを整える働きがあります。
季節ごとの代表的な旬野菜と、それらが持つ栄養素の役割をご紹介します。

■春
キャベツ、アスパラガス、セロリ、スナップエンドウ、たけのこ、そら豆、さやえんどう
春野菜に多く含まれるビタミン類は代謝を促進し、疲労回復に効果があります。また独特の苦み成分は、老廃物を体外に排出する解毒作用があります。

■夏
レタス、トマト、きゅうり、ピーマン、なす、かぼちゃ、ゴーヤ、トウモロコシ
夏野菜は水分を多く含み、積極的にとることで脱水や体熱感の軽減につながります。また、色鮮やかな野菜が多いのも特徴で、ポリフェノール類やカロチノイド、ビタミンC、Eなどを多く含み、紫外線から身を守る働きがあります。

■秋
にんじん、じゃがいも、玉ねぎ、きのこ類、ごぼう、サツマイモ、里芋
秋野菜に多く含まれる糖質やβカロテン、ビタミンCなどは、乾燥した空気や冷気から粘膜組織を強くする働きがあり、季節の変わり目に起こりやすい体調不良の予防に効果的です。

■冬
かぶ、れんこん、春菊、白菜、長ネギ、大根、ブロッコリー、ほうれん草
冬野菜はビタミンCが豊富で風邪予防に効果的です。なんと、冬のほうれん草は、夏のほうれん草の約3~5倍のビタミンCを含んでいます!また、体を温める効果のある野菜が多いのも特徴です。

現在は様々な野菜が旬に関係なく一年中出回っていますが、ぜひとも「旬」を意識して、その時期の野菜を美味しくいただき、体調を整え、日々健康に過ごしていただきたいと思います。

管理栄養士主任 萬谷智奈津

問合せ:国保中央病院
【電話】0744-32-8800

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